ブログ/建築士法のお話

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建築士法のお話

[ Category: 法律・制度 ]

こんにちは、設計の後藤です。

さて、今回は建築士法について少しご紹介したいと思います。

 


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建築士の資格を取得するには、国土交通大臣の指定する

“建築に関する学科”または“科目を有する学校”を卒業し

一定期間の建築実務を経験して、初めて建築士試験の受験資格が与えられます。

ですので、誰もが取得できる資格ではありません。

 

資格を取得するのも苦労しますが、実は取得してからも

知識及び技能の維持・向上の努力が必要不可欠なのです!

 

2005年姉歯事件が発覚後、建築士法が頻繁に改正され

建築士に対しての風当たりが強くなっていくなか

まだまだ建築士のなりすまし事例も多くあるようです。

 

建築士法の一つに、建築士事務所に所属する建築士は

3年に一度の定期講習が義務付けられており

講習後の修了考査を受け、それに合格したら修了証が発行されます。

これは、業務経験年数や年齢とは関係なく実施されるので

年齢が高くなるにつれて何かと状況が厳しくなってきます…。

定期講習に限らず、建築士に係わる講習は

ほとんど修了考査が行なわれるようになってきています。

 

更新期日や講習の日程をしっかり把握しておかないと

せっかく取得した資格が失効してしまいます…!

私自身、昨年実際に更新手続きを忘れてしまい

再度新規で講習を受け、資格の登録をし直したこともあります。

 また、建築士の資格だけでなく、業務をしていく上で

必要な資格がでてくることもあります。

それがないと補助金が受けられなかったりするので、こちらも注意が必要です。

 

資格のなかでも「公益社団法人 日本建築士会連合会」が進めている

「専攻建築士制度」は、建築士自らの業務の専門領域を表示して

信頼できる建築士の証として認定している制度です。

 

こちらは5年ごとの更新が必要なのですが

私も2月が更新期限なのでその勉強をしていました。

 

・5年で60単位(約60時間)の建築士会が認定した講習・研修を受ける

・認定された書籍を読み、設問に対して正しい回答を登録すること

 

上記の条件を満たしていくことで単位が取得できる仕組みになっています。

私は少し単位が足りなくて、昨年の暮れに書籍を読んで回答を登録して

何とか60単位をクリアできました。

 

このように、建築士は設計及び工事監理に必要な知識や技能の維持向上に努め

誇りと信念を持って仕事に取り組んでおられます。

建築士だけでなく、どの業種でも法律・条例・規則がからんで

大変だと思いますが、向上心は常に持ち続けていきたいものですね。

 

無垢Storyでは、そんな建築士たちが所属する設計事務所を登録しており

設計から施工までしっかりとお客様の夢が形になるよう取り組んで参ります。

トイレ・キッチン・浴室の改装はもちろん

どんな改装でもお気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしております。

 

岐阜事業所・後藤(設計)

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