ブログ/住宅用火災報知器のお話

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住宅用火災報知器のお話

[ Category: 法律・制度 ]

こんにちは、設計の足立です。

さて、今回は住宅用火災報知器のお話です。

 


皆様ご存じとは思いますが、平成16年の消防法の改正により

住宅用火災報知器の設置が義務化されました。

 

実は、住宅火災で亡くなられる約7割の方が

「逃げ遅れ」によって命を落としています。

住宅火災から命を守るために、早期発見が必要不可欠となりますので

火災警報器の設置が義務化されたのです。

 

では、火災報知器をどこにつければいいのか?

また、その取付方法についてお話ししていきましょう。

 

新築住宅の場合では、平成18年から施工期日が定められていますので

建物が完成したときにはすでに火災報知器が設置されていますが

それ以前の住宅では設置されていないので

取付ける場所に悩んでしまいますよね。

 

火災報知器を設置しなければならない場所は…

  1. 寝室に使用する部屋(普段就寝している部屋、主寝室や子供室)

  2. 寝室のある階の階段(平屋建ての場合は不要)

  3. 台所などの火気使用室(各市町村条例により異なる場合があります)

以上の3種類の場所に設置しなければなりません。

 

また、取付ける位置については…

  1. 天井に取付ける場合…壁から60cm以上離れた場所に取付ける

   (換気扇やエアコンの吹出口付近の場合は1.5m以上離してください)

  2. 壁に取付ける場合…天井から15cm以上50cm以内の場所に取付ける

  3. 台所に取付ける場合…

     調理の際に、煙や水蒸気などが直接かからない場所に取付ける

一般的には付属のネジ2本程度で簡単に取付ける事が出来ます。

以上の点に注意して、最適な設置場所に取付けましょう。

 

住宅用火災報知器の設置に関しては

自己責任として考えられているため、罰則の規定はありませんが

ホームセンター等でも数千円程度で購入できますので

まだ火災報知器がついていないご家庭の方は

この機会に設置してみてはいかがでしょうか?

 

「電池式」や「電源(AC100V)式」をはじめ、火災の際に個別で作動するものや

家中の警報器が連動して作動するものなど、色んなタイプのものがあります。

「どのような物を買えばいいの?」「設置がめんどくさいな…」

という方は、お気軽にご相談ください。

 

これからの時期は乾燥するため、住宅火災が起きやすい時期になりますので

火の取扱いには十分にご注意下さい。

また、火を使わない部屋でも「トラッキング現象」といって

冷蔵庫やTVの裏のコンセントなど、常時プラグを差している場合

ほこりや湿気が原因で火災になる場合がありますので

これから大掃除をされる方は、ぜひコンセント部分の掃除もお忘れなく!

 

岐阜事業所・足立(設計)

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