夏も冬も快適に暮らすのに欠かせない断熱性。無垢ストーリーでは最高レベルの断熱性能(断熱等級5)である低炭素住宅を全棟標準仕様としています。
低炭素住宅は政府が推奨する省エネ住宅で断熱性能の高さはもちろん、その家のエネルギーの消費量まで計算された確実に省エネが実現できる住宅になります。その低炭素住宅に「断熱材では止められない熱」を止める"熱反射シート"を床、壁、屋根の家全体に施工し「理想の断熱性」を実現いたしました。(静岡大学 中山教授より)温ったCafeは低炭素住宅+熱反射シートで、省エネ性の高い全館暖房の家をお届けいたします。
断熱材は「熱を止める物」ではなく正確には「熱の伝わりを遅くする物」になります。 断熱材はたくさんの空気が含まれた素材からなる物で、その空気が熱の伝わりを遅らせます。つまり少しずつ熱が断熱材の中に浸透していきますので断熱材は熱を貯め込んでしまいます。
冬の暖房により貯め込まれた熱は温度の低い屋外へ移動し放出されてしまいます。 熱には3つの熱移動があり断熱材が止めやすい熱は「伝導熱」と「対流熱」で建物の熱移動の約25%で、残りの75%が「輻射熱」になります。この輻射熱は遠赤外線のような電磁波による熱移動で断熱材では止めにくいのです。熱反射シートの表面に施されたアルミ箔は遠赤外線などの電磁波を97%反射する性能があるため輻射熱を大きく反射する働きがあります。断熱材で伝導熱と対流熱を熱反射シートで輻射熱を遮断することで3つの熱移動の全てを止めることができます。
熱反射シートを屋根、床、天井に施工
夏の夜、「外は涼しいのに家の中は暑くてクーラーなしでは眠れない」このように家の中が暑い理由は熱が家の中に貯め込まれているからです。
夏の太陽からの熱が屋根を熱くし、次にその熱が屋根裏や断熱材に貯め込まれていきます。熱は「高い方から低い方へ移動」するため貯め込まれた熱が室内に向けて放射されます。この熱移動は輻射熱による熱移動ですので断熱材では止めることが難しいのです。熱反射シートを屋根に取り付けることで太陽により熱くなった屋根からの熱を反射し屋根裏や断熱材への熱移動を遮断するので、夜、家の中が暑くなるのを抑制します。熱反射シートの働きで夜風があればクーラーなしでも涼しく過ごすこともできます。
温ったCafeの暖房・冷房パネルは輻射熱を利用して部屋を暖めたり涼しくしたりします。熱反射シートは輻射熱を遮断する効果に優れているので、輻射式冷暖房パネルとの相性が抜群です。
冬は家の中から外へ移動する輻射熱を反射することで室内を保温し、夏は太陽の熱を反射することで室内の温度上昇を抑えます。熱反射シートと暖房・冷房パネルの働きで輻射熱の効果を最大限に活かすことができます。
体温調節機能が充分でない子供や老人は、夏の暑さや冬の寒さで何かと体調を壊しがちです。特に冬のヒートショック現象により毎年多くの高齢者が亡くなっており、その数は交通事故の2倍以上とも言われています。夏涼しく、冬暖かい家は家族の健康を守り、医療費削減にもつながります。近畿大学の岩前篤教授が、高断熱住宅が健康に与える影響についてあらゆるデータを元に医療費の削減について実証しています。