[ ]
設計のHです。今日は尾張旭市まで社内検査と完了検査の立ち合いに行ってきました。
図面を片手に、建物が図面通りに工事が進んでいるか、傷がないか、色が間違ってないか、不具合がないかなど確認しました。
特にキッチンはオーダーメイドの自社オリジナルだったので、キッチン周りは細かい所まで念入りにチェック。
お施主様はネコを飼っており、扉をあけっぱなしにしたくないけど風は通したい・・・とのご要望で、通気建具を採用し自社でつくりました。
下の部分がルーバーになっており開閉できます。きちんと開閉できるかも動作チェック!
検査の動画では開閉する様子もご覧いただけます↓
この後、外部の検査機関の方が、確認申請図書に基づいて変更がないかどうか、法的な規制・基準をクリアしているか、チェックしました。
検査済証が発行されたら登記手続きが進んでいきます。
では、こちらの建物をちょっとご紹介^ ^
アンティーク風がご希望のF様。こだわりが細部まで詰まっていて、見どころがたくさんです!
外観はレンガ色のガルバリウム、玄関まわりや破風を白色にしてアクセントにしました。
内観もご紹介^^19帖のLDKにインナーテラスが繋がります。床はナラの無垢床、壁には漆喰が塗られています。
アンティーク風がご希望だったF様、お部屋の雰囲気を左右するキッチンのタイル選びはとてもこだわりました。
見る角度によって表情を変えるブルーのタイルの深い色が絶妙でした^ ^
照明もお施主様がこだわって選んだものを支給して頂きました。
アンティーク風のお家にぴったりでお部屋の雰囲気がぐっと変わりました。
こちらの左側の造作家具はキャットウォークも兼ねています。一番上の棚にはネコちゃんが通れる穴もあけました^ ^
ひな人形を常時飾りたいとのご要望で、向かって左側の背面のある棚が定位置です。ガラス扉がまだ入っていませんが、飾った様子を見たいですね☆
下呂市の自社工場では家具や建具も作っているので、お施主様のご要望に合わせてオーダーメイドで造作家具がつくれるのは、
お客様にとっても大きな魅力の一つではないでしょうか。
そして、私たち設計士にとっても表現できる幅が広がるので、達成感にもつながっています。
こちらは、娘さんのお部屋の造作家具です。
L字型のデスクなので、パソコンを置いても書き物するスペースもあり、本もたっぷり収納できます。
写真では分かりづらいのですが、引き出しは思い出のたくさんつまった子どもの頃の学習デスクの引き出しを再利用しました。
便利で居心地のいい空間になってくれることを願っています。
キッチンの垂れ壁はお施主様のご要望で漆喰を厚く塗り、洞窟風に仕上げました。
漆喰ならではのヨーロッパの古い家にありそうな情緒ある雰囲気です。
上の完了検査の動画にもありましたが、下部分が開閉します。
またガラス部分は、別の場所に建っていた自宅をを解体した際に残しておいたガラスを再利用しました。
今はなかなか無い昔のガラスは貴重で、アンティーク風のお宅にぴったり!
建具を自社で作っているからこそ柔軟な対応ができ、オンリーワンの家づくりができるのは大きな魅力です。
洗面化粧台の扉にも再利用したガラスを取り入れました^ ^
ネコちゃんがインナーテラスに出ても、外に逃げ出さないよう格子を取り付けました。
外でも遊べるネコちゃんは幸せものですね^ ^
外から見るとこんな感じです。色がランダムなのがオシャレ!お施主様が色順を決められました。
いかがでしたでしょうか?こだわりが詰まっていて、こんなことも出来るんだ、あんなことも出来るんだ、
それなら私たちもこんなことをしてみよう!と刺激になった方も多いのではないでしょうか?
完全な注文住宅だから、そして自社工場で家具や建具も作っているからこそ、
お施主様の細かい要望にも寄り添ってお応えできるのが無垢ストーリーの魅力です!と胸を張って言えるのではないでしょうか^ ^
次、担当する家は、どんなお施主様でどんな家を創りあげることができるか、楽しみです!