COLUMN コラム

自然素材の家に合うデザインとは?無垢材と漆喰を活かすナチュラル・カフェ風・北欧風の家づくり

デザインの話

自然素材の家は、ナチュラル・カフェ風・北欧風・古民家風など、素材そのものの色や質感が主役になるデザインと相性が良い住まいです。

木の温もりを感じる無垢材の床、やわらかな表情を持つ漆喰の壁。こうした自然素材を組み合わせることで、見た目の美しさだけでなく、毎日の暮らしが心地よくなる空間をつくることができます。

ただし、無垢材や漆喰を使えば、自然とおしゃれな家になるわけではありません。床・建具・家具の木の色をどう揃えるか、白い壁とどう組み合わせるか、窓からどのように光を取り入れるかによって、空間の印象は大きく変わります。

無垢ストーリー(山喜建設)では、床・建具・家具まで自社工場で製作し、樹種や仕上げに合わせて塗料を調合することで、木の色に統一感のあるトータルコーディネートされた住まいづくりを行っています。

この記事では、自然素材の家に合うデザインの種類から、素材を美しく見せる工夫、費用やお手入れのことまで、家づくりで知っておきたいポイントをご紹介します。

 

Contents —目次—

  1. 自然素材の家と相性が良いデザインテイスト
  2. 素材ごとのデザインの活かし方
  3. 統一感のある空間は、木の色を揃えることから生まれます
  4. 窓と光で、素材の表情を引き出します
  5. 自然素材だからこそ出せるデザインの良さ
  6. 自然素材のデザインにかかる費用と、お手入れのこと
  7. 自然素材の家づくりでよくある質問
  8. まとめ|自然素材の魅力を活かして、長く愛着を持てる住まいに

自然素材の家と相性が良いデザインテイスト

自然素材を使った家は「素材の色や質感を活かすデザイン」とよく調和します。木や漆喰そのものに表情があるため、装飾をたくさん加えなくても魅力的な空間をつくれるからです。

代表的なデザインには、ナチュラル、カフェ風、北欧風、ナチュラルモダン、ジャパンディ、古民家風などがあります。それぞれの特徴を知っておくと、自分たちの好みに合った家づくりを進めやすくなります。

ナチュラル:木の色と白い壁を基調にした、やさしい空間

ナチュラルスタイルは、木の温もりと明るい色合いを活かした、飽きのこないデザインです。

床には明るい色から中間色の無垢フローリングを使い、壁には白い漆喰を合わせるのが基本。建具や家具も木の色を中心にまとめることで、自然で落ち着いた雰囲気になります。

木目や素材の表情が引き立つため、インテリアをシンプルにしても寂しい印象になりにくいのが魅力です。

観葉植物やリネン素材のカーテン、木製のテーブルなどを取り入れると、さらに自然な温かみが生まれます。

こんな方におすすめ

  • 明るく、やさしい雰囲気の家に住みたい
  • 木の温もりを日常的に感じたい
  • 家具や雑貨を選びやすい、シンプルな空間にしたい

無垢材と漆喰をベースにすれば、家具や小物を変えるだけで雰囲気を調整しやすいのもメリットです。

カフェ風:木の色を揃え、雑貨や照明で温かみを出す空間

カフェ風の家は、お気に入りのカフェで過ごすような、落ち着きと居心地の良さを自宅で楽しめるデザインです。

無垢材の床や木製の建具をベースに、造作家具、ペンダントライト、タイル、アイアンなどを組み合わせることで、ほどよく個性のある空間になります。

ポイントは、さまざまな素材を取り入れながらも、全体の色合いを揃えること。床・建具・家具の木の色がまとまっていれば、照明や雑貨などに異なる素材を取り入れても、空間に統一感が生まれます。

また、キッチンカウンターやダイニングテーブルなど、暮らしの中心となる場所に木の質感を取り入れると、家族が自然と集まりたくなる雰囲気をつくれます。

無垢ストーリーが大切にしているのも、カフェのようにおしゃれでありながら、気取らずにくつろげる住まいです。

流行の装飾だけに頼らず、無垢材や漆喰などの素材そのものをデザインの中心にすることで、年月が経っても愛着を持って暮らせる空間を目指しています。

こんな方におすすめ

  • おしゃれなカフェのような家に憧れている
  • キッチンやダイニングにこだわりたい
  • お気に入りの家具や雑貨を楽しみたい

北欧風:明るい木の色と白を中心に、シンプルにまとめた空間

北欧風のデザインは、明るい木の色と白を基調にした、シンプルで温かみのあるスタイルです。

床や家具には明るめの木目を取り入れ、壁は白い漆喰で仕上げると、光が広がるような明るい空間になります。

装飾を増やしすぎず、家具の形や素材の質感を大切にするのも特徴です。ブルーやグリーンなどの色をクッションやファブリックに取り入れれば、シンプルな空間のアクセントになります。

無垢材の床や木製の建具は、北欧風のインテリアともよく調和します。自然素材の表情を活かしながら、すっきりとした暮らしを実現したい方におすすめです。

こんな方におすすめ

  • 明るく開放的な家にしたい
  • シンプルなデザインが好き
  • 木の温もりと洗練された雰囲気を両立したい

ナチュラルモダン:木の温かみに、濃い色や直線的なデザインを合わせた空間

自然素材を使いながら、すっきりと都会的な雰囲気に仕上げたい方には、ナチュラルモダンがおすすめです。

木の床や漆喰の壁をベースに、黒やグレーなどの濃い色、直線的な家具、シンプルで洗練されたデザインを兼ね備えた照明などを組み合わせます。

例えば、明るい木の床に黒い窓枠や照明を合わせると、木の柔らかさを残しながら空間が引き締まります。濃い色の木材を選べば、落ち着きのある上質な雰囲気にも仕上がります。

自然素材は、必ずしも素朴なデザインにしか使えないわけではありません。色や形の組み合わせ次第で、モダンな住まいにも自然に取り入れられます。

こんな方におすすめ

  • 木の温もりは好きだけれど、甘すぎないデザインにしたい
  • 黒やグレーを取り入れたインテリアが好き
  • シンプルで落ち着いた空間にしたい

ジャパンディ:和の落ち着きと北欧のシンプルさを組み合わせた空間

ジャパンディは、日本の「和」の落ち着きと、北欧インテリアのシンプルで温かみのあるデザインを組み合わせたスタイルです。自然素材の質感を大切にしながら、すっきりとした空間に仕上げたい方に向いています。

無垢材の床や漆喰の壁をベースに、ベージュやグレージュ、淡いブラウンなど、落ち着いた色合いでまとめるのがポイントです。家具は直線的でシンプルな形を選び、余白を活かして配置すると、静かで心地よい雰囲気が生まれます。

和紙の照明や陶器、木製の家具など、素材の風合いを感じられる小物を取り入れるのもおすすめです。装飾を増やしすぎず、ひとつひとつの素材や家具が引き立つ空間を目指しましょう。

こんな方におすすめ

  • 和の落ち着きと北欧風の明るさを両立したい

  • 色数を抑えた、すっきりとしたインテリアが好き

  • 自然素材の質感や余白を楽しみたい

古民家風:味わいのある木や落ち着いた色で、懐かしさを感じる空間

古民家風のデザインは、年月を重ねた木の風合いや、落ち着いた色合いを取り入れた、どこか懐かしく趣のあるスタイルです。太い梁や木の質感、深みのある色を活かすことで、ゆったりとくつろげる空間をつくれます。

濃い色の無垢材や木目の表情が豊かな建具を取り入れ、壁は漆喰などの自然な質感を持つ素材で仕上げると、木の存在感が引き立ちます。見せ梁や格子、和紙を使った照明なども、古民家らしい雰囲気づくりに役立ちます。

ただし、濃い色や重厚な素材を多く使うと、部屋が暗く感じられる場合もあります。窓から自然光を取り入れたり、壁や天井に明るい色を組み合わせたりして、重たくなりすぎないようにバランスを整えることが大切です。

こんな方におすすめ

  • 落ち着きのある、趣深い空間が好き
  • 梁や木目など、木の存在感を楽しみたい
  • 和の要素を取り入れた、くつろげる家にしたい

4つのデザインテイストを比較

テイスト 床の色 壁 建具・家具 アクセント
ナチュラル 明るめ〜中間色の木 白い漆喰 木の色を中心に統一 グリーン、ベージュ
カフェ風 中間色〜深みのある木 白い漆喰 木製家具、造作家具 黒い金物、タイル、照明
北欧風 明るい木 白い漆喰 シンプルな形の木製家具 ブルー、グリーン
ナチュラルモダン 中間色〜濃い色の木 白、グレーなど 直線的でシンプルな家具 黒、グレー
ジャパンディ 明るめ〜中間色の木 白、ベージュ、グレージュ シンプルで直線的な木製家具 和紙、陶器、自然素材
古民家風 中間色〜濃い色の木 漆喰など自然な質感の壁 木の質感を活かした家具・建具 見せ梁、格子、和紙照明

 

どのテイストを選ぶ場合も、最初に床・壁・建具のベースとなる色を決めておくと、家具や照明を選びやすくなります。

また、ひとつのテイストに絞る必要はありません。北欧風の明るさにカフェ風の造作家具を合わせるなど、好みの要素を組み合わせることもできます。

素材ごとのデザインの活かし方

自然素材の家を美しく仕上げるには、それぞれの素材の特徴を知り、使う場所や組み合わせを考えることが大切です。

無垢材の木目、漆喰の柔らかな表情、天井に見える梁など、素材の魅力を引き出す工夫をご紹介します。

漆喰の白い壁は、木の色を引き立てます

無垢材と漆喰は、自然素材の家を代表する組み合わせです。

漆喰の白い壁は、木の色や木目を引き立てます。明るい木と組み合わせれば軽やかで優しい雰囲気に、濃い色の木と組み合わせれば落ち着いた印象になります。

また、漆喰は光の当たり方によって陰影が生まれ、時間帯や天候によっても表情が変わります。均一な平面とは異なる柔らかな質感が、空間に奥行きを与えてくれます。

部屋ごとに壁材を使い分ける考え方

自然素材を使った家づくりでは、すべての部屋を同じ素材にするだけでなく、場所に合わせて使い分ける方法もあります。

 

LDK・玄関 漆喰(独特な風合いで見た目が美しい)
トイレ 漆喰(消臭効果が期待できる)
洗面室 漆喰(調湿性が期待できる)
寝室・子ども部屋 オガファーザー(カラーも楽しめる・漆喰より安価)
クローゼット オガファーザー(衣類が壁にひっかかるのを防ぐ)

 

※オガファーザーは、紙をベースに木のチップを混ぜた壁紙で、自然な風合いを持つ仕上げ材です。専用の天然塗料に天然着色顔料を混ぜることで、色のバリエーションも広げられます。

もちろん、すべての部屋を漆喰で仕上げることも可能です。素材の特徴や予算、暮らし方に合わせて選びましょう。

見せ梁(化粧梁)で、構造材の木を空間の一部にします

天井に木の梁が見える「見せ梁(化粧梁)」のデザインは、自然素材の家らしさを感じられる工夫のひとつです。

梁を見せることで、天井に立体感が生まれ、木の存在感を楽しめます。天井の一部を高くしたり、梁の間に照明を配置したりすれば、空間に広がりやリズムを持たせることもできます。

無垢ストーリーの見せ梁(化粧梁)の特徴

無垢ストーリーの家では、杉を使用し、大きな空間では米松の積層材を使うなど、空間に合わせた木材を採用しています。

構造材をそのまま見せる方法であれば、後から飾りとして取り付けるだけではなく、家を支える木そのものをデザインとして活かせます。

見せ梁(化粧梁)を検討する際は、単に梁を見せるかどうかだけでなく、梁の配置や木の色、天井の高さとのバランスも考えて設計しています。

見せ梁(化粧梁)のメリット

  • 天井に立体感が生まれる: 梁の凹凸によって空間に奥行きが生まれます。
  • 木の存在感を楽しめる: 自然素材ならではの木目や質感を身近に感じられます。
  • インテリアのアクセントになる: 照明や家具と組み合わせることで、空間全体の印象をつくれます。
  • 折り上げ天井や吹抜けと組み合わせると、天井が高く解放的な空間になります。

見せ梁(化粧梁)のデメリットと対策

一方で、見せ梁(化粧梁)には注意したい点もあります。まず、梁の上部や凹凸部分にはホコリがたまりやすくなります。手の届きにくい場所は、柄の長いモップなどを使って定期的に掃除できるようにしておくと安心です。

また、梁を見せるために天井の形状や構造を工夫する場合、設計や施工の内容によって費用が変わることがあります。見せ梁が標準仕様に含まれるか、追加費用が必要かは、プランごとに確認しておきましょう。(無垢ストーリーでは見せ梁(化粧梁)はオプションとなっております)

梁を見せることだけを目的にするのではなく、構造や天井高、掃除のしやすさまで含めて計画することが、長く心地よく暮らすためのポイントです。

統一感のある空間は、木の色を揃えることから生まれます

自然素材の家づくりで、意外と見落としやすいのが木の色の組み合わせです。

床も建具も家具も木製なのに、完成してみると、なんとなくまとまりがない。そんな場合、原因のひとつとして考えられるのが、それぞれの木の色の違いです。既製品を組み合わせると、どうしても色がばらつきやすくなります。

無垢ストーリーが大切にしているのは、床・建具・家具をひとつの空間として捉え、木の色を揃えることです。素材選びから製作、塗装までを考えることで、自然素材の魅力をより引き出し、空間全体に統一感を持たせます。

木の色を4種類に絞っています

木には、明るい色や赤みのある色、黄みのある色、深みのある色など、さまざまな表情があります。床材や建具、家具をそれぞれ別々に選ぶと、木の色味にばらつきが生まれ、空間全体の統一感が損なわれてしまうこともあります。

そこで無垢ストーリーでは、木の色を自社独自のレシピで調合した4色「ラテ・キャメル・ショコラ・ビター」に厳選しました。

選択肢を絞ることで、色選びの迷いを減らしながら、床材や建具、家具の色味を調和させ、ナチュラル・北欧風・ジャパンディ・古民家風といった様々なテイストの統一感のある空間づくりができるようにしています。

樹種が違っても、塗料の配合を変えて同じ色に仕上げています

木材は、樹種によってもともとの色や木目、樹脂分などが異なります。そのため、同じ塗料を使っても、すべての木材が同じ色に仕上がるとは限りません。

例えば、床と建具で異なる樹種を使う場合、それぞれに同じ塗料を塗るだけでは、仕上がりに色の差が出ることがあります。

無垢ストーリーでは、木材ごとに適した配合を考えることで、異なる樹種を組み合わせながらも、空間全体にまとまりを持たせることができます。

基本の色だけでなく、ご要望の色に応じてレシピを調合することができますので、オンリーワンの色を作り出すことも可能です。

もちろん、無垢材は一本一本で木目や色合いが異なります。まったく同じ表情に揃えるのではなく、自然な個性を残しながら、全体の色調を整えることを大切にしています。

例えば、以下の写真は様々な樹種によって構成された空間ですが、色にばらつきがなく、まとまった空間に仕上がっています。

床(ナラ)、ダイニングセット(タモ)、キッチン収納(タモ)、建具(桐)↓

家具・建具まで、自社工場で同じ無垢材からつくっています

床と建具、家具の色を揃えるためには、完成した製品を組み合わせるだけでなく、素材の選び方や仕上げまで考えることが重要です。

無垢ストーリーでは、自社工場で木材の加工や塗装を行い、建具や家具なども製作しています。

原木の仕入れから製材・加工・塗装までを一貫して行うものづくりの体制を活かし、住まいの内装と造作家具をトータルで考えられることが特徴です。

例えば、床に合わせて建具の色を調整したり、キッチンや洗面化粧台、家具を空間全体のデザインに合わせたりすることで、既製品を個別に組み合わせる場合とは違った統一感を生み出せます。

家具や建具は、毎日目にするだけでなく、手に触れて使うものでもあります。木の色や木目、取っ手の形、使い勝手まで考えてつくることで、暮らしに馴染む空間に仕上がります。

家そのものだけでなく、そこに置く家具や毎日開け閉めする建具まで含めてデザインする。それが、無垢ストーリーの家づくりの魅力です。

使う場所によって、木目の取り方を変えています

木材は、どの部分を切り出すかによって木目の見え方が変わります。そのため、木の種類だけでなく、使う場所に合わせて木目の取り方を工夫することも大切です。

例えば、建具には木目が比較的まっすぐに見える柾目を使い、すっきりとした印象に仕上げます。一方、家具の扉には、木目の表情を楽しめる板目を使うなど、見た目と用途に合わせた使い分けを行います。

また、板目を使った家具の扉には、反りを抑えるための工夫を施すなど、木の個性を活かしながら長く使えるように配慮しています。

使用する場所に合わせて木目の表情や樹種を使い分け、空間全体に統一感と変化をもたせています。建具には杉や桐、家具の扉にはナラやタモ、キャビネットは桐を採用。それぞれの木がもつ風合いや個性を活かし、素材の魅力を感じられる空間に仕上げています。

自然素材は、ただ使えばよいというものではありません。素材の特徴を理解し、それぞれの良さを活かせる場所に使うことで、見た目の美しさと使いやすさの両立につながります。

木の種類ごとの特徴については、こちらの記事もご覧ください。

無垢材の種類と特徴

窓と光で、素材の表情を引き出します

自然素材の家の印象を左右するのは、素材の選び方だけではありません。窓の配置や光の入り方によっても、木や漆喰の見え方は変わります。

朝の柔らかな光が床に差し込む時間、日中に明るさが広がる時間、夕方に落ち着いた色合いになる時間。同じ空間でも、光によって違った表情を楽しめるのが自然素材の魅力です。

自然光で、木と漆喰の表情は変わります

無垢材は、光の当たり方によって木目の濃淡や色合いの見え方が変わります。漆喰の壁も、光が斜めに差し込むことで陰影が生まれ、柔らかな表情を見せてくれます。こうした変化を愉しめるのも、自然素材ならではの魅力です。

例えば、リビングの床に自然光が届くように窓を配置したり、吹き抜けや高窓を使って室内の奥まで光を取り入れたりする方法があります。

一方で、日差しが強すぎる場所では、家具や床への影響も考慮する必要があります。

大きな窓でも、寒さ・暑さを抑える設計をしています

大きな窓は、外の景色を楽しみながら、室内に開放感をもたらしてくれます。一方で、窓は住まいの断熱性を考えるうえでも重要な部分です。

窓を大きくする場合は、採光や眺望だけでなく、断熱性能や夏の日差しへの対策もあわせて検討する必要があります。

無垢ストーリーでは、断熱等級6に遮熱シートをプラスした夏冬快適な住まいづくりに取り組んでいます。窓についても、アルミ複合樹脂フレームやトリプルガラスなどの仕様を検討し、室内の快適性に配慮しています。

また、深い軒やルーバーなどを活用して、夏の強い日差しを調整する方法もあります。窓の位置や開き方を工夫し、風の通り道を考えることも、心地よい住環境につながります。

ただし、適した窓の大きさや仕様は、建物の向き、周辺環境、間取りによって異なります。開放感と快適性の両方を大切にしながら、住まいに合った設計を考えることが重要です。

自然素材だからこそ出せるデザインの良さ

自然素材の家の魅力は、完成した瞬間の美しさだけではありません。

木目や質感がひとつひとつ異なること、手で触れたときに自然なぬくもりを感じること、そして年月とともに色合いや風合いが変化していくこと。こうした特徴が、住まいに個性と味わいを与えてくれます。

無垢材だからこそ出せる、一本ごとに違う木目と色の深み

無垢材は、一本一本で木目や色合いが異なります。同じ樹種であっても、木目の流れや節、色の濃淡などに違いがあり、まったく同じ表情にはなりません。

こうした違いは、自然の木をそのまま活かした素材ならではの魅力です。

また、無垢材は年月とともに色合いが変化していきます。使い始めの色から少しずつ深みが増し、光の当たり方によって艶や表情も変わっていきます。

床を素足で歩いたときの感触も、木の種類や仕上げによって異なります。毎日触れる床だからこそ、見た目だけでなく、肌に触れたときの心地よさも大切にしたいポイントです。

さらに、無垢材の床は、表面の状態や仕上げによっては、傷や汚れが付いた部分を削って補修できる場合があります。傷が付かないことだけを目指すのではなく、暮らしの中で付いた傷も含めて、長く使い続けられる素材です。

もちろん、木材の種類や塗装によって、お手入れ方法や補修の仕方は異なります。素材に合った方法を知っておくことで、住まいへの愛着も深まります。

無垢材については、以下のページでも詳しく解説していますので、ご覧ください。

無垢材について

流行に左右されず、年月が経っても古びにくいデザインです

自然素材の家は、木の温もりや漆喰の質感など、素材そのものが持つ魅力にあふれています。

一方で、昔ながらの純和風のデザインは、若い世代にとって少し古めかしく感じられることもあります。

そんなイメージにとらわれず、自然素材の魅力を活かしながら、現代の暮らしに合ったおしゃれで心地よい住まいを実現したい。

そんな想いから生まれたのが、「マイホームがカフェのようにおしゃれで、居心地の良い家だったらな。」という憧れを形にした「Cafe Style ~カフェのようないごこち~」です。

目指しているのは、20代から50代以上まで幅広い世代に好まれる、飽きのこないおしゃれな住まい。

家具や建具にも統一感を持たせ、無垢材や漆喰など、素材そのものが持つ美しさを活かすことで、流行に左右されにくいデザインを実現します。

また、無垢材は年月とともに色合いが深まり、暮らしとともに味わいが増していくのも魅力です。

新築時のおしゃれさだけでなく、年月を重ねるほどに愛着が深まっていくのも、無垢材を取り入れたカフェスタイルの住まいならでは。

無垢材ならではの経年変化については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

無垢材の経年変化について

自然素材のデザインにかかる費用と、お手入れのこと

自然素材を使った家づくりを検討するとき、気になるのが費用とメンテナンスです。

無垢材や漆喰には魅力がある一方で、一般的な建材と比べて費用が変わることがあります。また、自然素材の風合いを長く楽しむためには、素材に合ったお手入れも知っておきたいところです。

費用は、一般的な仕様より坪あたり10万円ほど上がる?

自然素材を使った家づくりでは、床材や壁材の選び方によって建築費用が変わります。

無垢フローリングや漆喰を採用する場合、一般的な仕様と比べて、坪あたり3~8万円ほど費用が上がることが目安となります。

例えば、30坪の住宅で単純に計算すると、約90~240万円の差になります。ただし、これはあくまで概算の目安です。採用する素材の種類や施工範囲、住宅全体の仕様によって実際の金額は変わります。

また、自然素材を使う場所を工夫することで、費用を調整する方法もあります。

無垢ストーリーでは、漆喰とオガファーザーを部屋ごとに使い分けるなど、素材の特徴を活かしながら予算とのバランスを考えることができます。

大切なのは、すべての部屋に同じ素材を使うことではなく、どこにこだわりたいのかを明確にすることです。

例えば、家族が集まるLDKや来客を迎える玄関、湿気や臭いが気になる場所には漆喰を採用し、寝室やクローゼットなどは別の仕上げ材を検討するなど、暮らし方に合わせて計画できます。

費用は建物の大きさや間取り、仕様によって異なるため、具体的なプランをもとに確認することをおすすめします。

自然素材のお手入れは、意外とシンプル

自然素材の家は、特別なお手入れを毎日行わなければならないわけではありません。ただし、素材に合わせた掃除や補修の方法を知っておくと安心です。

見せ梁(化粧梁)のお手入れ

見せ梁(化粧梁)は、梁の上部や凹凸にホコリがたまりやすいことがあります。日常の掃除に加えて、手の届く範囲を柄の長いモップなどで掃除すると、きれいな状態を保ちやすくなります。掃除の頻度は、梁の高さや室内環境、ホコリのたまり具合に合わせて調整しましょう。

漆喰の壁のお手入れ

漆喰壁は、日常的に特別なお手入れを必要としないのも魅力のひとつです。ほこりが気になったときに柔らかいハケなどで取り除き、汚れが付いた際には素材を傷めないよう優しく対処しましょう。軽い汚れであれば時間とともに目立ちにくくなることもありますが、すべての汚れが自然に消えるわけではありません。

傷や欠けができた場合は、補修用の漆喰を使って部分的に直せることもあります。

無垢フローリングのお手入れ

無垢フローリングの日常のお手入れは、掃除機などでホコリを取り除くことが基本です。水拭きも可能です。オイル塗装の床などは、表面の傷や汚れの状態によって、紙やすりで整えてから塗料を塗り直す方法もあります。

自然素材は、傷や汚れが付いたら必ず交換しなければならないわけではありません。適切な方法で補修しながら使い続けられることも、魅力のひとつです。ただし、素材や塗装によって適した補修方法は異なるため、施工時にお手入れ方法を確認しておくと安心です。

無垢ストーリーでは、無垢材や漆喰のお手入れ方法を紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。

無垢材と漆喰のお手入れ方法

自然素材の家づくりでよくある質問

Q1. 北欧風とカフェ風など、テイストを組み合わせることはできますか?

はい、組み合わせることができます。

例えば、北欧風の明るい木の床と白い壁をベースに、カフェ風の造作家具やペンダントライトを取り入れる方法があります。

また、ナチュラルな空間に黒い照明やアイアンのパーツを合わせれば、ナチュラルモダンの雰囲気も楽しめます。

大切なのは、複数のテイストを取り入れる場合でも、床・建具・家具の色や素材に統一感を持たせることです。

まずは好きな施工事例の写真を集めて、共通している色や素材を探してみると、自分たちの好みが見えてきます。

Q2. 自然素材でも、モダンな家はつくれますか?

はい、自然素材を使ってモダンな家をつくることもできます。

無垢材の床と漆喰の壁をベースに、黒やグレーなどの色を取り入れたり、直線的な家具やシンプルな照明を組み合わせたりすることで、すっきりとした印象に仕上がります。

木の温かみを残しながら、落ち着いた雰囲気やシャープな印象を演出できるのが魅力です。

自然素材はナチュラルなデザインだけに限られません。好みの色や形を組み合わせながら、自分たちらしい住まいを考えてみましょう。

Q3. 子どもがいて生活感が出ても、雰囲気は崩れませんか?

子どもがいる暮らしでは、おもちゃや学用品、日用品などが増え、どうしても生活感が出やすくなります。

そんなときは、木の色や壁の色をシンプルにまとめておくと、さまざまな物が置かれても空間全体がまとまりやすくなります。無垢ストーリーは、建具や家具も自社で製作しており、統一感を持たせることができます。

無垢材や漆喰の自然な質感は、家具や雑貨など異なる素材とも馴染みやすく、暮らしの変化を受け入れやすいのも魅力です。

また、収納の場所や量をあらかじめ考えておくことも大切です。見せる収納と隠す収納を使い分ければ、お気に入りの雑貨を飾りながら、すっきりした空間を保ちやすくなります。

見た目の美しさだけでなく、家族の暮らしやすさも大切にして計画しましょう。

Q4. 外観も自然素材でデザインできますか?

はい、外観も自然素材の雰囲気を活かしてデザインできます。

無垢ストーリーのカフェスタイルでは、外壁に漆喰を標準採用しています。漆喰の柔らかな質感と木の素材感を組み合わせることで、室内だけでなく外観にも統一感を持たせることができます。

一方で、外壁は雨風や日差しの影響を受ける場所です。汚れやひび割れが生じた場合の補修方法や、将来のメンテナンスについても確認しておくと安心です。

外観のデザインとともに、軒の出や窓の配置なども考えながら、長く愛着を持てる住まいを目指しましょう。

Q5. 今使っている家具と合わせることはできますか?

はい、今使っている家具を活かしながら家づくりを進めることもできます。

お気に入りのダイニングテーブルやソファ、思い出のある家具などがある場合は、家づくりの早い段階で大きさや色、素材を確認しておくと、内装とのバランスを考えやすくなります。

例えば、濃い色の家具がある場合は、床や壁を明るめにして家具を引き立てる方法があります。反対に、明るい木の家具を中心にするなら、床や建具も近い色合いに揃えることで、統一感のある空間になります。

家具を新しく買い揃えることだけを考えるのではなく、今あるものをどう活かすかも含めて計画するのがおすすめです。

Q6. いろいろなデザインの家を見て考えたいです。

家づくりのデザインは、写真や言葉だけではわかりにくい部分もあります。実際の施工事例を見ると、床や壁の色の組み合わせ、家具の配置、窓から入る光など、具体的なイメージがつかみやすくなります。まずは、ナチュラル、カフェ風、北欧風、ナチュラルモダン、ジャパンディ、古民家風など、気になるテイストの施工事例を見比べてみましょう。

無垢ストーリーの施工事例では、さまざまな自然素材の住まいをご覧いただけます。気になるデザインがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

施工事例一覧を見る

まとめ|自然素材の魅力を活かして、長く愛着を持てる住まいに

自然素材の家は、無垢材の木目や漆喰の質感など、素材そのものが持つ魅力をデザインに活かせる住まいです。無垢ストーリーでは、床・建具・家具まで自社工場で製作し、木の色を揃える工夫を加えることで、住まい全体に統一感を持たせています

木の温もりを感じるナチュラルな空間も、落ち着いた雰囲気のカフェスタイルも、自然素材の取り入れ方によってさまざまな表情が生まれます。

見た目の美しさだけでなく、素材の風合いや経年変化も、自然素材の住まいならではの魅力。自分たちの好みや暮らし方に合ったデザインを見つけることが、長く愛着を持てる住まいづくりにつながります。

モデルハウスでは、写真だけでは伝わりにくい無垢材の手触りや漆喰の質感、空間の心地よさを実際に体感できます。素材の魅力や住まいの心地よさを肌で感じて、理想の暮らしをより具体的にイメージしてみませんか?

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