柱の背割れのお話

家づくり

こんにちは、今回は、外部に使用する化粧柱についてお話したいと思います。

 

無垢ストーリーの家では、玄関ポーチやテラス等の柱材には
主に杉・桧を使用します。
見た目の美しさはもちろんですが、風化に強いという特性があります。
杉の赤身の柱は、特に強いと言われます。
桧の柱は杉の赤身よりは劣りますが、杉に比べるとキズが付きにくいです。
ほかにもマキや米ヒバ等、水に強い木もあります。
 

そして柱で大事なのは背割りです。
 

背割りとは…
木は四季によって温度や湿度が変わると伸びたり縮んだりします。
木材は表面から乾き始めるので、乾いた表層だけ縮もうとします。
しかし内側(芯に近い部分)にはまだ水分が残っているので

表層の縮みをジャマします。
そこで表面が引っ張り合い、ひび割れの原因となります。
ひび割れが出ると柱として見た目が悪くなるので
前もって一ヶ所に切れ目を入れておきます。
これが【背割り】 です。


芯付きの柱であれば当然な事であり
木材の動きをよんだ予防策です。

通常、柱は1面のみ背割りを施すのですが(写真:左)
無垢ストーリーでは、柱の4面に背割りを入れる
4面背割りという工法を施した柱を使用しております。(写真:右)
4面に溝を付けることで更にひび割れを防ぐのです。
 

本社では桧・杉・集成材の柱のサンプルを
2006年から雨、風に当てて風化の実験しています。

左から杉の背割り無し、桧の一面背割り、集成材です。


背割りのない杉は大きなひびが入っています。
桧は細かいひび割れが入ってはいるものの、形を保っているのに対し
集成材は中が空洞になり形もいびつになっています。
 

このことからも、背割りをいれた木材は大きな割れや狂いが少なく
長い年月、風雨に耐えられる事がわかります。
 

本物の木を使えば、割れる、痩せる、隙間が出来る、反る・・・
ある程度は仕方のないことです。
多少の変化を許すことができる、そんな余裕の持てる人にこそ

本物の無垢の木の住まいに住んでいただきたいな、と思います。

月別アーカイブ