確定測量についてのお話

法律・制度

こんにちは。
県庁前展示場の渡邉です。


先日、津島市天王川公園で行われたビンテージバイクランにバイク仲間と行ってきました。

 

 

会場となっている津島市天王川公園は、その昔オートレースや競馬が行われていました。走行路でもあった池の外周は現在もそのままの形を残しています。その池の外周を当時の古いバイクで走ろう!というイベントです。
エントリー資格は1969年までに製造されたバイクです。みんなビンテージバイク好きなのでツーリングと合わせて見に行きました。今年は池の工事を行っているので、バイク展示のみでしたがいろんなバイクが見れて楽しかったです。
帰りには美味しい煮つけ定食を食べて帰りました。

 


さて今回は確定測量についてのお話です。

全ての土地には、隣地とどのラインで区切られているのか境界が定められています。ただ、この境界については曖昧なケースが多々あります。

例えば、祖父母世代にお隣さんと『この石の角を境界としましょう!』と定めたケースなどがあります。この境界を次世代に口頭で引き継いだりしてはいますが、決めた当人が亡くなられていると次世代は困ってしまいます。
その他には、当時から境界杭はあったけど、現在は杭がグラグラに抜けそうになっていたり、抜けて無くなっているケースもあります。

 

 

こうなると、建築工事をするにあたり造成工事が必要な場合は、土留めのブロック積みや擁壁などをする時に、境界ラインから約2~3㎝は控えて工事をします。

 

 

境界が曖昧だと将来の境界トラブルの原因になりかねませんので、造成工事を進めることが出来なくなります。そうなると建築工事にも影響が出てしまいますので、境界を確定するために、確定測量をする必要があります。

 

 

確定測量は土地家屋調査士さんが行います。近年に確定されている境界杭が近隣にあったり、国土地理院が設置している基準点などを利用して測量をしていきます。測量が終わると仮の杭を現地に設置します。隣地の方とご本人と土地家屋調査士さんとで三者立会を行い、仮杭を確認して双方同意のうえ署名捺印を行い境界を確定します。

費用は、土地の面積や周辺環境にもよって変動しますが、ここ最近行った確定測量は約40万円程でした。土地を分けるために分筆する場合は、確定測量費用+10万円程でした。

境界が曖昧で困っている方は、建築工事と合わせて確定測量をしておくと子世代のためになると思います。

月別アーカイブ