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時は戦後の高度成長期、焼け野原となった街を復興するために木材の需要は飛躍的に増加。そんな時代に林業の世界に飛び込んだ喜士男は、日々大量の原木と向き合い続けていました。そして木を知るにつれ、その魅力に取りつかれていきます。
そんな父の姿を見て育った美智男も同じ道へ。
材木店で修行する中で木に魅了され、木造建築業を営みながら木と共に生きる覚悟をするのです。
「木を知るとその表情が見えてきます。木目から木の腹と背中が識別でき、育った場所や環境まで分かるようになるのです。木は私たちに実に様々なことを話しかけてくれますよ」・・・そう語る美智男の口調は熱く、木への愛情がほとばしっています。
一度木に魅せられると離れることはできません。喜士男は喜寿を超えた今も市場で丸太を仕入れます。美智男の夢は、父が仕入れた木材で家を造り続け、人々に無垢材の魅力を伝えていくこと・・・。