ブログ/自然塗料の染みこみやすさも違う「ランバー仕上げ」のお話

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自然塗料の染みこみやすさも違う「ランバー仕上げ」のお話

[ Category: まめ知識 ]

こんにちは。

本社工場の向野です。

さて、今回は無垢材の表面仕上げの一つである「ランバー仕上げ」について紹介します。


無垢材の表面仕上げにはいくつかの種類があります。

【種類のご紹介はコチラ】

 

ランバー仕上げとは、バンドソー等で表面を荒れた状態にしてあるため、塗装の浸透・着色は良いのです。

そのため、内装に使用するより、外部のウッドフェンス、ウッドデッキ、ラナイ材など、より浸透させたい

時にランバー仕上げをします。

 

170801-2.JPG170801-3.JPG

表面が荒いのが分かりますでしょうか?

表面が荒くなるおかげで、自然塗料のリボスもより染みこみやすくなります。

 

しかし、その反面こまかい毛羽立ちやささくれ等がおきやすい仕上げ。なので、ランバー仕上げの上から

毛羽立ちを取るようにサンダーで研磨した「SP仕上げ」もあります。

 

170801-4.JPG

上の写真は左がSP仕上げ、右がランバー仕上げです。

写真では違いが分かりにくいと思います。これを塗装していきますと・・・

 

170801-5.JPG

塗装後だとSP仕上げ(左)のほうが少し色が薄く吸い込みにムラが出来ました。

バンドソーの波でペーパーのかかる所とかからなかった所ができ、着色に差がでます。

 

触感は研磨した分SP仕上げのほうがいいですが、着色・浸透は通常のランバー仕上げのほうがキレイですね。

SP仕上げのかすれ具合も、上手に使えば味のある仕上がりになると思いますが、外部材は手で触れる所でも

色味重視でランバー仕上げが人気です。

 

展示場や本社見学の際はランバー仕上げにもご注目下さい。

 

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